白髪って遺伝するの?

母親が30代から白髪に悩んでいたと思ったら、自分も30代で白髪が目立ってきた─というのは、よくある話。
白髪になる原因は、既にこのコラムでもいくつか説明しましたが、遺伝的要素もあると言われています。
統計的に見てみると、長男は母方の、長女は父方の遺伝的影響を受けやすいといわれています。
だからといって、あきらめないで。
白髪になりやすい体質なら、若いうちから気をつけて、髪に良い生活環境を整えましょう。そうすれば、白髪になりにくい状況を維持することは可能です。
とくに気をつけたいのはストレス。
髪を黒くするメラニン色素はメラノサイト(色素細胞)によって作られますが、ストレスはこのメラノサイトの機能を低下させてしまうからです。
仕事のストレス、人間関係のストレス…。
いろんなストレスがありますが、髪に最も大きなダメージを与えるストレスは、意外なことに、夜更かしです。
髪の素となる様々な細胞は、夜、眠っている間に作られるので、遅くとも12時には就寝するよう心掛けてください。
食生活では、血行を良くしてくれる食品を積極的に食べましょう。
頭皮の揉みほぐしも有効です。手を添えて、頭皮を動かす感じで揉みほぐしましょう。
理想的な頭皮は厚みがあって柔らかく、頭蓋骨から大きく動きます。
毎日の揉みほぐしで、そんな頭皮を維持しましょう。