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ヘアカラー剤は、2種類の薬剤を混ぜて使うものが一般的。
このタイプのヘアカラー剤は、1剤と2剤が化学反応を起こすことにより、髪の毛の中で発色する仕組みになっています。
黒髪を染めてしまうほど強い化学反応を起こす成分を含んでいるで、地肌に与えるダメージも大。
したがって、地肌の老化を早めてしまい、白髪にもなりやすくなるのです。
こうしたヘアカラー剤の1剤と2剤の正体は、ジアミン系の色素中間体と過酸化水素です。
色素中間体は、それ自体が色を持っているわけではなく、過酸化水素と混ざることにより、酸化されて発色します。
また、過酸化水素は髪の中にあるメラニン色素を壊し、脱色する働きも持っています。
だから日本人の黒髪でも明るい色に染まるのです。
しかし、過酸化水素の酸化力は、髪の表面を保護しているキューティクルの幕を破壊して浸透し、中のタンパク質の組織も破壊してしまいます。ヘアカラーの後、髪の毛がごわごわするのはそのせいです。
一方、色素中間体は、人によってはアレルギー反応を起こすので注意が必要。
ふだんは色素中間体でアレルギー反応を起こさない人も、抗生物質を飲んでいる時には、アレルギー反応を起こす可能性があります。
それは、抗生物質と色素中間体の成分がよく似た構造をしているため。
体内に多量の抗生物質がある時に、外からも似た構造の物質が入ってくると、一気にアレルギー反応が出るのです。
やめておいたほうがいいのは、風邪が治った直後の毛染め。
気分転換に染める人も多いようですが、飲んでいた風邪薬に抗生物質が含まれているかも知れないので注意が必要です。
また、抗生物質は2日くらい体内に残るので、毛染めをするなら充分な日数を置いてからにしましょう。
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