体を環境に合わせる自律神経について
体内には、健康を維持するため多くの組織が働いています。その中で、ストレスに関係する自律神経についてお話しいたします。
基本として自律神経は、自分でコントロールできない神経で生活環境に左右されています。
時間によって体を支配する内容が違ってきます。
昼間は交感神経が働き、体は活動的になり、血行は太い筋肉や内臓に集まっています。
体を動かすのは理想としては、昼の方が良いでしょう。
気温としては寒くなると、交感神経は働き、体を緊張状態にしてくれます。
集中力を高めるには寒い方が良いのです。
この時、体の各組織は活発に活動しますが、あまり修復されません。
交感神経を働かせすぎると体は早く老化すると考えられます。
一方、夜は副交換神経が働き、体はリラックス状態になり、血行は末梢に集まります。
リラックス状態でくつろいでいると、皮膚や髪に対しての栄養補給が充分に行われるようになります。
気温等で温かくなると副交感神経が働き眠くなります。
このような時に体内では、新しい細胞が作られたり、傷を受けた組織は修復されるのです。
この自律神経をコントロールする大きな要因は光(太陽)です。
昼に太陽にあたると交感神経が活発になり、活動的になります。
すると、夜になると副交感神経が活発になり、眠くなります。
この生活のリズムが健康の源となるのです。
現代社会では、一日中、部屋の中にいて、自然の関わりがない中で、日常生活される方が多くなっています。体内時間は、益々狂ってきていて、ストレス、アレルギーの原因とも考えられます。環境としての気温と太陽を大切に考えましょう。
海外での時差ボケはその土地での太陽に充分にあたることで早く解消されます。体内にはいっぱい自然があるのです。文明が進んでも大切にしなければならないと思いませんか。