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いよいよ、夏も本番となりました。
夏は長い時間、外に出ていると顔などの露出部が日焼けをします。
肌の日焼けは、かなり気にする方でも、髪についてはあまり気にしないという方も多いようです。
でも、肌と同じように、髪も日焼けをするのです。
髪の表面は、キューティクルという、うろこ状の硬い蛋白質で造られています。
この蛋白質をケラチンと呼びますが、皮フと同様に紫外線のダメージを受けます。
ダメージを受けたケラチンは酸化されて硬化し、保湿力が低下します。
感触としては、ゴワつきとパサつきが出てきます。
同時に紫外線によって頭皮もダメージを受け、角質(蛋白質)とともに皮脂も酸化されて、皮フの活性が低下します。
これは抜け毛につながることもあります。
髪の変化は、皮フの日焼けのように自然に戻るといったことなく、組織は壊されたまま。
ですから、外出されるときには、あらかじめ日差しから髪を守ることをおすすめいたします。
また、海やプールで髪を濡らしたままにしておくと傷みやすく、さらに紫外線を浴びた場合は損傷が相乗されてしまいます。
このようなときは、少量のオイルを髪につけておくと良いでしょう。その際に使用するオイルは、なるべく天然系のものをお選びください。
このように髪も紫外線によって、お肌と同様にダメージを受けます。太陽にあたること自体は健康的なイメージがありますが、ダメージを避けるには、時間帯として1日20分位、朝もしくは夕方が望ましいと思います。
日差しが強い日中はなるべく外出を控えるようにして、髪をいたわってください。