頭皮活性化の手順 IV
今回は血流をよくする基本となる「血管」について説明いたします。血流をよくするためには、血管内をスムーズに血液が流れていなければなりませんが、まず自律神経に影響を受け、昼は交感神経が、体(内臓)を支配し、血液は内臓や太い筋肉に集まります。夜は副交感神経が体を支配し、リラックスすると共に血液は末梢血管が開き、末端まで流れて各組織の代謝を促進し新しい細胞が作られるようになります。もちろん髪の基となる毛母細胞もこの時細胞分裂を活発に行ないます。この末梢血管の太さは5μ(ミクロン)で、肉眼では見えない太さです。 さらにその末梢血管に8μの直径の赤血球が入り込み流れています。血管の内側に赤血球は接近しながら移動しています。この末梢血管の内側にコレステロールや中性脂肪などが付着しますと赤血球の流れは止まってしまいます。また、ストレスや生活環境の乱れ(夜更かしなど)によっても更に末梢血管は収縮し、栄養が毛母細胞に運ばれなくなりますので食事上の注意が必要です。食事内容で酸性体質になりますと、血流は悪くなります。魚、野菜、豆類が理想です。もちろん運動をする事は何よりも血流をよくしてくれます。ストレス対策としても日課に取り入れてください。