健康である為の基本は、血行が良好な事です。
血行の良し悪しの判定のひとつは、
手足(末梢)の冷えがあるかどうか。
通常、安静時に手足の皮膚温を測定しますと33~34℃(室温20~23℃の時)あります。
その時、手を触ってもあまり冷たく感じませんが、逆に冷たく感じた場合は血行の悪さに注意した方がよいでしょう。
冷え性は、体質と思われていますが、改善できないわけではありません。
一般的な平熱は36.5℃。
これは、体内での酵素活動に必要な熱エネルギーです。
この体温が0.5℃下がると、酵素活動は20%減少するといわれています。
血液が体を廻る事で、命を持続させる体温・皮膚温が作られているのです。
改善策は、末梢を温める事。
湯船にゆっくり浸かって温める(湯温39~40℃)。足浴も有効です。
少し熱めで行ってください。
次によく歩く事。
1日合計で60分位を目安にして下さい。
栄養面では、現代、食材の中に鉄分が不足してきています(鉄分だけでなく、ミネラル全般が不足していますが)。鉄分の多いレバーを食べるようにしましょう。
精神面ではストレス状態(緊張時)の時は末梢に血液が流れにくくなります。
また、夜更かしは自律神経の交感神経を働かせ、冷え性が改善されません。
夜はリラックスして、ゆっくり休むようにして下さい。
低体温は、体力が回復しにくい、病気になりやすい、老化しやすいと言われています。
こまめに体温測定をし、体温のチェックをしましょう。そして、低体温の方は、体温を上げる努力をしましょう。