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インタビュー 第9回 横井啓之さん(1)

わたしの「イキイキ・ワクワク・ありがとう」

横井啓之さん料理の間においた笑顔と笑顔。その幸せいっぱいの風景を増やしたい。-横井啓之さん

第9回のお客さまは、ABC Cooking Studioの横井啓之さん。若い女性を中心に認知度抜群の、基礎の基礎から学べる料理教室を展開されています。一方では、好奇心旺盛な性格から、さまざまなことに挑戦しては失敗する、という意外な過去もお持ちとのこと。「失敗も20年経てば成功のもとになる」という言葉は、まさに横井さんの実体験からでてきたものでした。教室のルーツや企業として目指す姿など、料理を学ぶ女性たちの笑顔があふれる教室で、そんなお話を伺いました。


横井啓之さんプロフィール

子供の頃の体験が企業理念に

ABC Cooking Studioの経営理念は「世界中に笑顔があふれる食卓を」。皆さん、スタート時からあったものと思われるみたいなのですけれど、実はこれ後づけなんですよ。これについては、僕の個人的な体験がもとになっています。

僕が子どもの頃、両親が商売を始めて突然忙しくなったんですね。家にいる時間が極端に減ったんです。そうすると、それまではいつも一緒にご飯を食べていたのに、冷蔵庫に作り置きがあるとか、「適当に食べてね」と書き置きがあったり、という毎日になる――家族の団らんの時間が消えてしまったんです。家にいるのは子どもだけ、弟たちと寂しい思いをしましたね。


それでも月に1度くらいは家族で夕飯を食べられることがあって、小さなちゃぶ台に家族全員がそろうんですよ。「みんなが一緒にご飯を食べる」、ただそれだけなのですが、僕にとってはその時間がどうしようもなく楽しかったし、嬉しかった。

豪華な料理なんかいりません。ごくありふれたおかずでいい――できることならそのときに戻りたい、いつもそんな気持ちを持っていたんです。「笑顔があふれる食卓」という言葉は、そんな自分自身の思い出から生まれています。

でも、この幼少の体験が企業理念という明確な形になるのは、ずっと後になってからのことです。料理教室はたまたま最初の頃に始めた商売なんですが、その後、僕はいろいろな事業に挑戦します。
たとえばアロエの栽培もやりましたよ。

当時、ワシントン条約の関係で苗を販売している人が日本に1人しかいませんでした。それを全部仕入れて大アロエ農園を作ろう! と考えたんです。会社に届いた苗ひとつ一つをひとり黙々と洗い流す、洗い流す、そして自分の畑に送るという繰り返しです。その姿に思うものがあったんでしょうね。

社員たちから「趣味の園芸は終わりにして、そろそろ本業に戻ってきてください」と諭されてしまって……しかも、ちょうどそのすぐ後に、霜が降りて苗が全部ダメになってしまって、結局大失敗! そんないくつもの失敗があって、クッキングスタジオに専念するようになったのです。


その頃かな、改めて事業と向き合ってみて、成功している企業はみんなしっかりした経営理念があるなと思ったんです。企業には儲けようという事業欲だけではなく、きちんと社会に責任を果たしていくことが大切なんだと気づいた。

じゃあ自分の会社の理念を考えようとなったときに、最初に思い出したのがその子どもの頃のことだったんです。そんな気持ちを誰にでも持って欲しくて「世界中に」という言葉を加え、いまの企業理念ができあがりました。

全て子供たちから学ぶ

この気持ちを見えるものにしたのが、生徒さんたちがイキイキと教室に参加していることが誰にでも実感できるガラス張りの教室です。女性がエプロンをつけて料理をしている姿って、とてもほほえましくて素敵ですよね。

ギャップがあるのがいいともよくいいますけども、髪が茶色だったり、爪が長かったり、ちょっと料理する姿が想像しにくい女性が、誰かを思って一所懸命料理しているのは、実に可愛いらしい。そういう光景を見てほしいなぁというのと、みんなでワイワイやっている楽しそうな雰囲気をダイレクトに伝えたい、というところから、この教室が生まれました。実際、教室を見学してもらうと、そのまま入会していただける確率はすごく高い。

和気あいあいとした雰囲気にふれて、安心してもらえるということなのでしょうね。だからこそどうしても教室の様子を見せたかったんです。ブティックで使っているような明るい照明を使って、ステージみたいなものを作り上げて……教室作りには本当に気を配りましたね。

それに、この教室には、なかにいる人たちが、自分たちの料理している雰囲気を見てもらう喜びがあるんだと思います。ガラス張りにして、最初は少し、生徒さんたちが緊張してしまうかもしれないと心配したのですが、聞いてみるとあまり気にならないといいます。とはいっても、汚い格好を見られる訳にはいかないから、そのあたりはみなさん気を遣っているみたいですが(笑)。


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