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季節の変わり目や、生活に変化があると身体はストレスを受けるものです。特に、冬から春へは気温の寒暖差もあり、新年度に変わる生活の変化もあり、1年の中でもストレス源になるものが多い季節。そのストレスで「春バテ」を起こす人が増えているということです。
しかもこの「春バテ」、そのままにしておくと五月病を引き起こしたり、すぐにやってくる暑い季節に「夏バテ」したりして一年中不調が続く可能性も…。
そうならないために大切なことは、「リラックス」です。意識的にリラックスを心がけましょう。
リラックスとは、自律神経の神経系統である交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経の働きが優位になっているときのことを示します。ほんの少しだけ副交感神経の働きが優位になっているのが望ましく、極端な差があると良くないと言われています。
気分転換や気晴らしのイメージがありますが、心への影響だけではありません。自律神経は内臓の働きをコントロールすることが大きな役割です。たとえば食事をしているときは交感神経の働きが優位になり、食後、横になると、副交感神経の働きが優位になって眠くなったりします.。このような体の仕組みに合わせて行動することがリラクゼーションにはとても大切だといえます。
1日に必要な睡眠時間は7~8時間とされていますが、時間よりも注意していただきたいことは、部屋を極力暗くすること。豆電球をつけているだけでも脳内の化学物質メラトニンの分泌が少なくなり、睡眠の質を悪くしてしまいます。また、乗り物などで座った姿勢のまま寝ることも、背骨が重力から開放されないため、睡眠の質は悪くなります。どこでも寝られるという方は、特に睡眠の環境に配慮することが大切です。
身体を動かす場合、早朝の運動は後になって疲れを作りますので、ウォーキングなどは夜に行うといいでしょう。 運動中は交感神経の働きが優位になりますが、食後の休みと同様に、運動の後には体を休めると副交感神経の働きが優位となり、睡眠に適した環境となります
入浴は血行促進のためにも湯船に10分ほどゆっくりとつかるのがおすすめ。夜の入浴は、身体に負荷をかけないよう、ぬるめにしてゆったりとつかるのがリラックスのコツです。反対に、朝に少し熱めのシャワーを浴びると、交感神経が適度に緊張して朝の元気が出てきます。
良い香りをかぐこともリラックスに繋がります。入浴時にバスタブにエッセンシャルオイルを数滴加えて芳香浴を行うこともおすすめです。シャンプーなどで好きな香りのものを使うことも良いでしょう。専門的なアロマセラピーでなくても、山や海、野原など自然の中にある「香り」でも効果的。週末など疲れを理由にしてただ休むのではなく、近くにある「自然」にふれることをおすすめしたいと思います。
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