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白髪を抜くと、増えるって本当?


意見が分かれやすい質問ですが、本当です。
プチプチとその都度抜くよりも、カットするか、染めたほうがいいでしょう。
その理由をご説明いたします。



頭皮を拡大鏡で見てみると、ひとつの毛穴から髪の毛が3本くらい生えています(右図参照)。

そのうちの1本が白髪だったりするわけですが、これを抜くとどうなるでしょう?

同じ毛穴から生えている毛の根本部分にある毛球がダメージを受けるのはもちろん、周囲の毛穴にも血流が悪くなるなどの悪影響が出ます。

そのため、1本抜くと、周りに生えている毛の毛球もダメージを受けて、白髪になりやすくなるのです。


また、白髪を抜くと、以前はまっすぐだった毛穴が、傷つくことにより変形します。

すると次には、曲がった毛穴から白髪が生えてくるので、その白髪は曲がりくねった「波状毛」になります。

曲がりくねった白髪は、まっすぐな白髪より目立ってしまう。だから、余計に増えたように見えるのです。



そもそも、まだ元気な毛髪を無理に抜くのは、表皮を傷つける行為です。

表皮には、「基底細胞」という表皮の素となる細胞がたくさんあるのですが、この「基底細胞」から、発生学上では髪の毛の素となる「毛母細胞」も作られます。

そんな表皮を傷つけてしまったら、傷が直っても傷跡が残るのと同様で、健康な髪が生えにくくなってしまう可能性があります。


ところで、人間の髪の毛は、一生に何回くらい生え替わるのでしょう?

1本の髪の毛の寿命は3~7年。
平均すると、5年で抜け落ちます。

女性の平均寿命を85年として計算すると、
17回しか生え替わらないというわけです(85年÷5年=17回)。

「たくさん生えている髪の毛だから、1本くらい…」

と思えば気軽に抜いてしまいたくなる白髪。
でも、「17回のうちの1回だ」と思えば、大事にしたくなりませんか?

くれぐれも、カットするか、染めましょう。

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