ライフスタイルと毛髪「睡眠は何のために!」
よく人生の3分の1は寝ているといわれますが、睡眠は、生きていく上でとても大切な行為といえます。
しかし、最近は生活習慣や仕事の関係で睡眠が無視されがちになってきていると感じています。
眠たいときに寝るーこれはごく自然のことのようですが、健康の元であり、日中の活動効率や感情の安定感など、とても大切な役割を持っています。では、どの位の睡眠時間が必要かといいますと、7~7.5時間です。6.5時間より短かったり、あるいは8時間以上長くなると、それぞれ死亡率が高くなると言われています。各からだの組織を修復してくれる成長ホルモンが分泌されるのは、午後11時から午前2時の3時間ですので、疲れを取るためにも夜更かしをしないようにしましょう。夜眠くなるには、眼に強い光を入れないようにすることも必要です。たとえば、夕食の後などは、間接照明などでお部屋の環境を整えてください。
寝るときは部屋を極力暗くすることで、セロトニンが分泌されて、精神を安定させるようになり、心地良い眠りに役立ちますが、本当に真っ暗になると、感覚遮断といって、ぐっすりと眠れないことがあります。特に出張先など、いつもと違う場所では、ほの暗くして、ぼんやりと時計などが見える程度にしておくといいでしょう。
寝る前に静かな音楽を聴くのはいいことですが、睡眠中は消してください。朝スッキリ眼を覚ますには、朝日が上ったときに部屋が明るくなるように、カーテンは薄めがいいでしょう。眼が覚めたら太陽光を浴びるのが望ましいのですが、曇っていたら部屋の照明を点けて明るくしてください。
(これは、自律神経の調整としても大切で、人は太陽にあたらないと1日が25時間周期のままですが、太陽の光を感じることで体内時計を24時間周期にリセットしてくれます。)起きにくいときは、手と足のグー、パーを30回位繰り返して、血行促進を行うと起きやすくなります。
休日の寝だめや、遅くの目覚めは、体調を崩す原因にもなりますので注意してください。