ライフスタイルと毛髪「食生活の乱れ」注意点
日本人の食の西洋化は、病気の発症と深い関係があります。
基本的に、肉食はよくありません。火を通したもので あればまだしも、生で食べるのは最もからだによくありません。必ず火を通すようにしてください。
今までにも、幾度かお伝えしておりますが、冷たいものもからだには悪く、なかでもアイスクリームはその最たるものといってもいいでしょう。 からだが冷えるほど、大量にアイスクリームを食べると、腸の内臓平滑筋(ないぞうへいかつきん)が極端に冷えて、腸に 分布している太い内臓神経(副交感神経)を介して、異常な神経伝達物質が分泌され、腸内環境が乱されます。さらに、冷やされることに よって、神経細胞のミトコンドリアの代謝が邪魔されます。(ミトコンドリアとは全ての細胞内にあるエネルギー代謝の元となる組織) その結果、腸の蠕動(ぜんどう)にも支障をきたします。アイスクリームだけでなく、冷やしたアルコールもよくありません。
最近は、朝食を抜く人が増えていますが、便秘の原因のひとつと考えてください。
食事は1日3食、時間を決めて摂るのが基本です。 食事の内容としては、パンよりも白米のごはんがはるかに優れています。
また、玄米には発芽抑制成分としてアブシジン酸が入っており、 ときに毒性が出ることがあるため、からだが弱っているときなど、急に玄米に替えることはおすすめいたしません。七分づき米がいいでしょう。 小麦の製品は、すべてグルテンが入っているため、うどんやスパゲッティ(パスタ)、パン類も たくさん食べると腸内の悪玉菌が多くなります。
欧米には小麦による自己免疫疾患の人が かなり多いようです。
離乳食としても、2歳半までは、パンを与えないようにしましょう。 これはアトピー性皮フ炎の予防としても重要です。野菜の煮物、新鮮な魚の煮付・焼き物、梅干、 納豆、豆腐、タマネギ、ニンニク、ゴボウ、干しシイタケ、キクラゲ、しめじ、根菜類、トマト、 オクラなどをおすすめします。