ライフスタイルと毛髪『生活習慣と健康について-②』
人間は一生のうち、約3分の1は睡眠時間といわれています。楽しく、健康に過ごすためにも、 睡眠はとても大切なものです。そこで、今回は『よい睡眠』について説明をしたいと思います。通常、人は夜に睡眠をとる方が大半だと思いますが、これまでにも、何回か説明をさせていただきましたように、 自律神経による副交感神経が、体を支配しているときがチャンスで、もっとも睡眠に適した環境だといえます。 夜の10時から夜中の2時までを睡眠に入れることが重要です。この時、末梢血流が良くなり、皮フや毛根に栄養が運ばれ、 成長ホルモンも効率良く分泌されています。実際には、10時に寝ることは難しいーという事情があるとは思いますが、 遅くとも12時までには、就寝されることをおすすめします。また、就寝の時間と同様に、寝るときの姿勢も重要となります。 基本的には、仰向けで「小」の字が望ましく、横向きや、うつ伏せは良くありません。睡眠時には体だけでなく、脳を休めることも大切です。そのためには、なるべく体に負担をかけず、筋肉はできる限りリラックスをさせて眠ることが 脳のリラックスにもつながります。さらに睡眠とは、重力解除でもあり、骨休めが目的となります。 これは、骨髄での造血作用を円滑にさせるためにも必要となります。新たに血液が作られることは、 当然健康増進となり、理想としては、一晩の睡眠中に、1兆個の体細胞が新しくなる、いわゆる 新陳代謝が行われることです。このように、睡眠にもいくつかの重要なポイントがあり、基本的には、8時間位は寝るように心がけてください。毎日心地よく、望ましい睡眠で、さらに健康を増進していきましょう。