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夏は、汗と共に皮脂分泌も多いので、ほとんどの方は頭皮が油っぽいと感じますが、少し涼しくなると汗の量も減りますので、油っぽさが少なくなったように感じられると思います。 しかし、その感覚とは逆に実は、毛孔に皮脂がたまりやすくなっているのです。
抜け毛が多くなる秋には、頭皮をいち早く正常に戻すためにもしっかりと「揉み出しシャンプー」を行うことが大切です。
頭部の血行を良くするには、頭頂部に皮フを集めるようなマッサージを毎日3~5分、もみほぐすように行い、頭皮にゆとりを出すようにしてください。夏バテ気味であっても、これからのお手入れにより、秋の抜け毛を早く回復することができます。
頭皮のもみ出し洗いと、もみほぐしマッサージは毎日の習慣にしていただくとより効果的です。
さらに秋は季節の変わり目で、意外とストレスのたまりやすい時期でもあります。
夏の名残りのように、冷たいモノの飲食はなるべく控えて、体を内側から温めることを意識してください。また、「秋の夜長」という言葉がありますが、これは、なかなか寝付けないことの表現ともとれます。
ストレスの解消には、気分転換も有効な手段です。これからは、紅葉が楽しみな季節になります。 身近なところでも楽しい時間を過ごすようにしてみましょう。
シャンプー前には、ブラッシングをしてホコリや汚れを浮き上がらせ、お湯でしっかりと髪を濡らします。髪の汚れはこれだけでだいぶ落とせます。シャンプー液はそのまま使わず、よく泡立て、頭頂部の地肌から洗うようにします。その際、指の腹を細かく動かし、頭皮を動かすようにして洗うと、毛穴の汚れが良く落ちます(揉み出し洗い)。髪の毛は、手ぐしで泡をなじませるように洗います。すすぎは洗いより2倍の時間をかける意識でしっかりと。
トリートメント後、タオルドライをしたら、頭皮に頭皮用美容液や育毛剤を塗布し、指の腹でマッサージをします。
トリートメントは普段より多めに髪の毛全体になじませ、お湯で濡らして固く絞ったタオルを巻くか、ヘアキャップをかぶって5分蒸らします。その後、しっかり洗い流します。
髪の痛みや乾燥が気になる場合は洗い流さないトリートメントを使いましょう。また、濡れた頭皮は雑菌がつきやすいので、必ずドライヤーでブローします。冷風と温風を切り替え、乾いたときに髪に熱が残らないようにすると、熱による傷みも防げます。
夏は、暑さによる疲労や紫外線対策で体内のビタミンやミネラルが大量に消費されます。また、熱帯夜で眠りが浅くなり、体力消耗も激しいため頭皮まで栄養がいきわたらないことも。髪を健やかに保つための栄養素を積極的にとる必要があります。
毛髪の約95%を締める重要な栄養素。 大豆、豆腐などからの摂取が◎。動物性タンパク質なら魚、肉、たまごなど。
皮膚・爪・髪などを健康に保つために必須。緑黄色野菜(ニンジン、カボチャ、ほうれん草など)、モロヘイヤ、鶏、豚のレバー、うなぎなど
タンパク質の代謝、吸収を助け、髪のパサつきを防ぎます。さんま、いわし、さばなどの青魚、取りささみ、赤ピーマンなどに含まれています。
血行を促進し、皮膚や頭皮に酸素と栄養を供給。アーモンド、ゴマなどのナッツ類、コーン油、ヒマワリ湯などの植物油、モロヘイヤ、アボカドなど
▲ 10月のテーマは「さんまとトマト」です ▲