髪と臓腑についてII
髪が健康である為には、体の健康が元となることに前号でも触れています。五行陰陽論から、髪と臓腑についてパートIIを説明致します。髪と関連の深い臓腑には前号の腎臓に加え、肝臓があります。肝臓は、血行を司っていると言われます。冷え性やのぼせの原因とも考えられます。肝臓が弱ってくると、筋肉やスジにトラブルが発生しやすくなり、寝ている時に足をつったり、へんな姿勢をとった時にそこの筋肉がつってしまう等があります。また、体に入ってきた成分を分解したり、貯蔵したり、生命を維持する為に重要な働きをしています。チェックの目安として、目の白目が青い、イライラしやすい、怒りっぽい、独り言をよく言うなどがあります。髪との関わりとしては、血行が影響する為に、頭頂部がはじめに薄くなる傾向があります。タイプとしては少し太り気味で、油っぽいものやお酒をよく好み、基本的には活発な方が多いようです。肝系を強くする為には、お酢などスッパイものを多く食べるようにして下さい。
また、青・緑のものを食べるようして下さい。エアコンなどの風を直接受けないようにして下さい。また、マッサージとして、足の親指をよくもんで下さい。次に、その上の足の甲の下のくぼみを押さえ、足の内側を下から上に向って、よく刺激して下さい。肝も適度に温めてあげることは良い事です。お風呂でゆっくり湯船につかって疲れを癒してください。