髪と臓腑について
髪が健康であるためには、体の健康と同様に多くの条件が出てきます。
その中で前号でも触れました五行陰陽論から、髪と臓腑について説明致します。
髪と関連の深い臓腑の1つに、腎臓があります。
腎臓については、水分代謝を司っています。
水分は適切に取り、決して冷たい飲み物は避けるようにしましょう。
異常な時は、むくみやすい、腰痛、足の裏の痛みなど発生します。
また、たまにかかとが痛く、朝起きた時しばらくかかとを床につけられないのも腎臓の異常です。腎臓は生命力に関わると共にホルモンバランスに関係して、健康にとって重要な臓腑です。
また、耳のトラブル(突発性難聴など)や骨粗鬆症や認知症にも関わるといわれています。
髪との関わりでは、特徴として、髪が細く、全体にまばらに薄くなることです。
抜けなくても、髪が弱々しく、わけ目をつけると、髪の毛が薄いのが目立つように感じます。
腎系を強くするためには、食材としてミネラル分のバランスを十分に配慮し、冷たいものを避けて下さい。次に、足の裏・かかと(内側)をマッサージし、よく刺激して下さい。
体を冷やす事は極力避けるように心がけましょう。
青竹ふみや健康サンダルもお薦めです。腎は腰に位置しているので、腰をねじったりして運動をし、血行を良くすることも大切です。