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A.シャンプーの泡は汚れを落とすだけでなく、髪同士の摩擦を防ぐ役目も果たします。
最近は様々なタイプのシャンプーがありますが、コンディショナーと一体型でクリーム状の泡立たないシャンプーも市販されております。そんな中、「泡立つシャンプーは髪に良くないのでは」と言うお問い合わせを時折いただくようになりました。レフィーネのシャンプーはしっかり泡立ててお使いいただくよう推奨しております。それは液体のシャンプーはむしろきちんと泡立てないと、髪に摩擦が生じ、傷みの原因になったり、頭皮に直接シャンプーの原液がつくことで肌トラブルを起こすこともあるからです。
A.そもそもシャンプーは頭皮を洗うもの。髪をゴシゴシこすってしまうと何を使っても傷みます。
髪は最後に泡をやさしく滑らせる程度で汚れはきれいに落ちます。摩擦を最低限に抑えるためにも、なるべくきちんと泡立ててご使用ください。水に濡れると、髪の表面にあるキューティクルがこすれて傷ついてしまいます。その摩擦を抑えるために、泡が必要なのです。汚れは、界面活性剤の働きで泡が吸着し包んで、すすぎのお湯とともに流れ落ちます。摩擦軽減と、洗浄力を高めるために、液体のシャンプーはしっかりと泡立ててください。
A.髪の傷みはシャンプーの成分でとても左右されます。
洗浄力が強すぎる安価なシャンプーは髪や頭皮を傷める可能性があります。よく髪に良くないと言われるのが「界面活性剤」。しかし、これは品質によるので、すべてをひとまとめにして「良い」「悪い」と言えません。
「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」などは、昔から使われている界面活性剤ですが、安価である反面、洗浄力・脱脂力が強すぎてしまいます。上記に代わって使われている、髪や肌にやさしい界面活性剤が配合されたシャンプーを選びましょう。
A.毛先をコーティングするので傷みを補修しますが、頭皮には良くありません。
シャンプーの際、髪の滑りを良くするためにジメチコン等のシリコンを配合しているシャンプーもあります。髪の表面を覆うシリコンはトリートメントに配合されることが多く、その効果で髪につやが出たり、手ざわりの良い仕上がりになります。しかし頭皮を洗うシャンプーにシリコンが配合されていたり、トリートメントを髪の根元から塗布している場合、すすぎが足りないと頭皮に成分が残り毛穴を塞いてしまったり、これもまた炎症を起こす原因となったりします。しかしこれはシリコン自体が悪いのではなく、そのシリコンの質や、洗い方・使い方によります。
どのシャンプーでも共通して言えることは「髪でなく頭皮を洗うもの」。髪の汚れはお湯で落とせます。液体のシャンプーはきちんと泡立て、頭皮をマッサージするように洗い、シリコンの入ったトリートメントは毛先中心に塗布しよく流しましょう。シャンプー選びに大切なのは、○○はNG!と決めつけず、正しい使用方法を心がけることです。